新型コロナの感染拡大により、医療現場の最前線で患者の治療にあたる看護師たちは、さまざまな困難と直面しながらも懸命に治療に取り組んでいます。一時的な緊急事態宣言を政府が発すると、ある程度医療現場は平常を取り戻しますが、緊急事態宣言が解除されると経済優先の政策が取られるようになり、再び緊迫した状況が続く、という状態を繰り返しているのが現状です。
医療現場においては依然として医療物資が不足しがちな状況が継続中です。しかし、海外に依存していた医療器具や個人防護具などの生産拠点を日本に切り替え増産体制を整えたことにより、一時のような危機的な状況は脱しました。それでも、日々増え続ける新型コロナの感染者の対応に追われ、医療物資はどれだけあっても十分とは言えません。そのため、政府は現場の医療現場の看護師の不安を少しでも軽減するために、全面的な支援支援体制を強化しています。
看護師の数が十分に足りていない病院では、外部からの増援を求めるなどして対応にあたっています。患者は増え続ける一方で、それに対応する看護師の数に限りがあることから看護師一人ひとりの負担が増加し疲弊してしまうことが懸念されているのです。そうした問題を解決すべく病院同士が縦と横の連携を強め、不足している病院に人材を派遣するよう努めています。
このように、新型コロナの最前線では看護師が感染症と日々戦っています。その医療最前線の場にいる看護師の現状をしっかりと把握しておくことが大切です。